2026年5月20日水曜日

Day 25|英語は構造ゲーだ!

1日1文、英文解剖 Day 25/100|感情動詞後のthat節(仮定法現在)


① 今日の一文

She insisted that he be present.
彼女は彼が出席するよう強く求めた。

「insisted」の後ろに「be」?「is」じゃないの?と思った方、今日でその疑問を完全に解消しましょう。

② 骨格をつかむ

She   insisted   that he be present

赤=主語  緑=動詞  黄=目的語(that節)

この文の骨格は「She insisted(that節)」。that節全体が insist の目的語になっています。シンプルな第3文型です。問題は、that節の中身——なぜ「is」でなく「be」なのか。

③ つまづきポイントを解剖

【ポイント1】insist / demand / suggest の後のthat節は「仮定法現在」

英語には「〜すべきだ・〜してほしい」という要求・提案・命令の意味を帯びた動詞があります。これらの後ろに続くthat節では、主語が何であれ動詞は原形(= 仮定法現在)になります。

She insisted that he be present. (彼が出席するよう強く求めた)
The doctor demanded that she rest for a week. (1週間休むよう命じた)
They suggested that he apply for the position. (応募するよう勧めた)

【ポイント2】主語が変わっても動詞は原形のまま

日本語話者が戸惑うのが「he be」という組み合わせ。「he is」が普通なのでは?と感じますが、仮定法現在では三人称単数でもsをつけない・be動詞はbeのままです。

注意: 主語が I / he / she / they / we のいずれであっても、仮定法現在ではすべて動詞の原形を使います。
✗ She insisted that he is present.
✓ She insisted that he be present.

【ポイント3】イギリス英語では「should+原形」も使われる

アメリカ英語では「that he be」が標準ですが、イギリス英語では「that he should be」と書くことも多くあります。どちらも正しい表現です。

She insisted that he be present. (米式)
She insisted that he should be present. (英式)

【ポイント4】仮定法現在を使う主な動詞一覧

要求・命令系: insist, demand, require, order, command
提案・推薦系: suggest, recommend, propose, advise
要望・希望系: request, ask, urge

これらの動詞がthat節を引き連れたら、節内の動詞は必ず原形と覚えましょう。

④ もう一度全体を読む

She insisted that he be present.
彼女は彼が出席するよう強く求めた。

「insist+that節」→ that節の動詞は原形。「he be」という形に違和感を覚えなくなったら、仮定法現在の感覚が身についた証拠です。

⑤ 次回予告

Leave early so that you won't be late.

一見シンプルなこの文、実は同じ「so that」に見える別の構文と混同すると意味がまったく変わってしまいます。あなたはこの文を正しく読めますか?
このシリーズは、私がつまづいたポイントをClaudeと一緒に掘り下げて記事にしています。英語学習中の方、一緒に100日やり切りましょう。

2026年5月19日火曜日

Day 24|英語は構造ゲーだ!

1日1文、英文解剖 Day 24/100|副詞節を導く that(now that/given that)


① 今日の一文

Now that you mention it, I remember.

📝 日本語訳:言われてみれば、思い出した。

② 骨格をつかむ

Now that you mention it(副詞節)、 I(主語) remember(動詞)。
主語  ■ 動詞  ■ 目的語・補語  ■ 副詞節・関係節など

③ つまづきポイントを一つずつ解剖

📌 ポイント1:now that は「今や〜だから」という接続詞句

now that理由・前提 を表す接続詞句で、「〜である今では/〜だから」という意味になります。now が副詞、that が接続詞として機能しており、セットで一つの接続詞句を作っています。

例文:
Now that she has graduated, she can travel freely.
(彼女は卒業したので、自由に旅行できる。)
⚠️ 注意:now thatthat は見落としやすい!
now(今)+ that(接続詞)」のセット。now だけを副詞だと思って読み飛ばすと、文の構造が崩れます。now のすぐ後ろに that + 節 が続いていたら、接続詞句と認識しましょう。

📌 ポイント2:given that も同じ仲間

now that と同様に given that(〜を考えると/〜であることを踏まえれば)も、that を伴う接続詞句です。こちらも文語・論説文でよく登場します。

例文:
Given that he is new here, he needs more time.
(彼はここに来たばかりなのだから、もっと時間が必要だ。)
⚠️ 注意:これらの that は「あの〜」という指示詞でも、関係代名詞でも、名詞節を導く接続詞でもありません。接続詞句の一部として丸ごと覚えてしまうのが近道です。
覚えておきたいセット一覧:now thatgiven thatseeing thatin that

④ もう一度全体を読む

Now that you mention it, I remember.

Now that you mention it が「あなたが言及している今となっては=言われてみれば」という前提節、I remember が主節です。that を見落とさず、now that をひとまとまりの接続詞句として読むと、自然に意味が取れます。

⑤ 次回予告

次の一文を見てください。

She insisted that he be present.

beis じゃないの? なぜ動詞が原形なのか、あなたはすぐに説明できますか?
このシリーズは、私がつまづいたポイントをClaudeと一緒に掘り下げて記事にしています。英語学習中の方、一緒に100日やり切りましょう。

2026年5月18日月曜日

Day 23|英語は構造ゲーだ!

1日1文、英文解剖 Day23/100|形容詞節を導くthat(関係代名詞)


① 今日の一文

The email that I sent bounced back.
私が送ったメールが返ってきた。

シンプルに見えるけれど、that がどんな働きをしているのか、きちんと解剖できていますか? 今日はこの一文を丁寧に分解していきます。

② 骨格をつかむ

The email [that I sent] bounced back .
主語 The email /  動詞 bounced back /  関係代名詞節 that I sent

文の主語は The email、動詞は bounced back(返ってくる)。
that I sentThe email を後ろから修飾する関係代名詞節で、「私が送った」という情報を付け加えています。

③ つまづきポイントを一つずつ解剖

📌 ポイント① that の正体——関係代名詞として機能している

この文の that は、前の名詞(先行詞)The email を修飾する関係代名詞です。
節の中では I sent の目的語(何を送ったか)が省略されており、その空白を that が埋めています。

The email [that I sent ___] bounced back.
→ sent の後ろに目的語(the email)が省略されている。that はその代わり。

📌 ポイント② that と which の使い分け

関係代名詞の that と which は混同しやすいポイントです。

✅ The email that I sent bounced back. (自然)
✅ The email which I sent bounced back. (やや書き言葉的)
⚠️ 注意: that は制限用法のみに使えます。コンマを伴う継続用法(非制限用法)では which しか使えません。

❌ The email, that I sent, bounced back. ←これは誤り
✅ The email, which I sent, bounced back. ←これが正しい

📌 ポイント③ that が好まれる場面

どちらも使えるとき、that が選ばれやすいケースがあります。

先行詞に 最上級・序数・the only・all・every などがつく場合
→ This is the best movie that I have ever seen.
(私が今まで見た中で最高の映画だ。)
⚠️ 注意: 先行詞が人+モノの組み合わせのときも that が自然です。

I saw the man and his dog that were running in the park.

④ もう一度全体を読む

The email that I sent bounced back.
私が送ったメールが返ってきた。

The email(主語)が bounced back(動詞)した——これが骨格。
that I sent は "どのメールか" を特定する修飾節(制限用法)。
that は先行詞 the email の代わりに節内で目的語の役を担っています。
制限用法か継続用法か、先行詞の種類は何か——この2点を確認する習慣をつけると、that / which の選択は自然と見えてきます。

⑤ 次回予告

Now that you mention it, I remember.
言われてみれば、思い出した。

この文、that がどこに隠れているか、すぐに気づけましたか?
"now that" のように接続詞句の中に溶け込んだ that は、見落とされがちな最難関のひとつ。
あなたはこの文を、正しく構造から読み解けますか?
このシリーズは、私がつまづいたポイントをClaudeと一緒に掘り下げて記事にしています。英語学習中の方、一緒に100日やり切りましょう。

2026年5月17日日曜日

Day 22|英語は構造ゲーだ!

1日1文、英文解剖 Day22/100|強調構文のthat(It is…that)


① 今日の一文

It was John that broke the window.

📌 窓を割ったのはジョンだった。

② 骨格をつかむ

強調構文の枠組み
It was  John ← 強調される要素(主語)  that ← 強調構文のthat  broke  the window
元の文に戻すと:
John  broke  the window.
→ 強調構文は「元の文に戻せる」かどうかで確認できます。

③ つまづきポイントを解剖

🔍 ポイント1:このthatは関係代名詞ではない

that を関係代名詞として読もうとすると、先行詞が John(人)なので「あれ、who じゃないの?」と混乱が始まります。さらに「it was って何が主語なんだ?」と迷子になる。これは強調構文(cleft sentence)の that であり、関係代名詞とは別物です。

⚠️ 注意点
強調構文の that の後ろには「残りの文(動詞以降)」がそのまま続きます。関係代名詞のように名詞を修飾しているわけではありません。
構造は常に It is/was +【強調したい要素】+ that +【残りの文】 です。

🔍 ポイント2:強調できる要素はいろいろ

主語だけでなく、目的語・副詞句なども強調の枠に入れられます。同じ元の文から複数のバリエーションが作れます。

【元の文】John broke the window yesterday.
【主語強調】It was John that broke the window yesterday.
 → 窓を割ったのはジョンだった。

【目的語強調】It was the window that John broke yesterday.
 → ジョンが昨日割ったのはだった。

【副詞句強調】It was yesterday that John broke the window.
 → ジョンが窓を割ったのは昨日だった。
⚠️ 確認テスト
強調構文かどうか迷ったら、「It is/was ~ that を取り除いて元の文が復元できるか?」を試してください。復元できれば強調構文です。
例:It was John that broke the window.
 → John broke the window. ✅ 復元できる=強調構文

🔍 ポイント3:人を強調するときは that も who も使える

It was John that broke the window.
It was John who broke the window.
→ どちらも正しい。強調構文では人でも that が使えます。
⚠️ 注意点
場所・時を強調するときは that のみ(wherewhen は使わない)が原則です。
✅ It was in Tokyo that they met.
❌ It was in Tokyo where they met.(強調構文としては誤り)

④ もう一度全体を読む

It was John that broke the window.

It was ~ that … という枠を見た瞬間に「強調構文だ」と気づけるようになれば、that の正体に迷うことはなくなります。枠を認識する → 強調されている要素を読み取る → 残りの文を普通に読む。この3ステップで必ず読めます。

⑤ 次回予告

The email that I sent bounced back.

一見すんなり読めそうなこの一文、that の使い方に「実はルールがある」と言ったら気になりませんか?
あなたはこの thatwhich に置き換えられると思いますか?
このシリーズは、私がつまづいたポイントをClaudeと一緒に掘り下げて記事にしています。英語学習中の方、一緒に100日やり切りましょう。