2026年5月6日水曜日

Day 11|英語は構造ゲーだ!

1日1文、英文解剖 Day 11/100|関係詞:先行詞と関係詞の距離が遠い文


① 今日の一文

A new policy was introduced by the government that many economists criticized.

📌 和訳:多くの経済学者が批判した新政策が政府により導入された。

② 骨格をつかむ

A new policy   was introduced  by the government  that many economists criticized
  • :主語(S)
  • :動詞(V)
  • :関係代名詞句

文の骨格は 「A new policy(S)+ was introduced(V)」。受動態の文です。that many economists criticized は関係代名詞節で、A new policy を後ろから修飾しています。

③ つまづきポイントを一つずつ解剖

📌 ポイント①:先行詞は policy? government?

この文の最大のトラップは、that節が government のすぐ後ろに来ていること。英語の関係代名詞節は直前の名詞を修飾するのが基本なので、一瞬 「政府を批判した」 と読んでしまいがちです。

⚠️ 注意点:
that many economists criticized の先行詞は policy(政策)です。
「多くの経済学者が批判した」のは government(政府)ではなく policy(政策)
文意から判断する習慣を持つことが重要です。

📌 ポイント②:なぜ先行詞と関係詞の距離が離れるのか

受動態の文では by + 動作主 が動詞の後ろに入るため、先行詞と関係詞節の間に語句が割り込んでしまいます。これを 「先行詞と関係詞節の分離」 と呼びます。

構造の比較:

✅ 距離が近い(わかりやすい):
A new policy that many economists criticized was introduced by the government.

⚠️ 距離が遠い(今日の文):
A new policy was introduced by the government that many economists criticized.

どちらも文法的には正しいですが、後者は関係節が文末に流れてしまい、先行詞の特定に注意が必要です。

💡 読解のコツ:
that 節・which 節が出てきたら、「何を説明しているのか?」を文意から逆算する癖をつけましょう。
特に受動態の文では by + 動作主 が間に入ることで、先行詞と関係詞節が離れやすくなります。

④ もう一度全体を読む

A new policy was introduced by the government that many economists criticized.

A new policy(S)was introduced(V) + by the government + that many economists criticized(policy を修飾する関係節)
→ 「多くの経済学者が批判した新政策が、政府によって導入された。」

⑤ 次回予告

次の一文を見てください。

She faced the same challenge as I did.

この as、接続詞ですか?それとも関係代名詞?あなたはこの文を正しく読めますか?

このシリーズは、私がつまづいたポイントをClaudeと一緒に掘り下げて記事にしています。英語学習中の方、一緒に100日やり切りましょう。

2026年5月5日火曜日

Day 10|英語は構造ゲーだ!

1日1文、英文解剖 Day10/100|二重限定(関係詞の重ね)


① 今日の一文

There are people who do things that others find strange.

📘 他人が奇妙に思うことをする人たちがいる。

② 骨格をつかむ

There are people [who (who) do things [that others find strange ] ].
主語 動詞 目的語・補語 関係代名詞句

③ つまづきポイントを一つずつ解剖

🔍 ポイント1:入れ子(ネスト)構造を見抜く

この文には関係詞節が2層重なっています。まずカッコで構造を分解してみましょう。

外側の関係詞節:
There are people [who do things ...]
people を修飾する who
内側の関係詞節:
... do things [that others find strange]
things を修飾する that
⚠️ 注意点:
内側の節から順番に意味を確定させることがコツです。
others find strange(他人が奇妙だと思う)→ ② things(こと・もの)を修飾 → ③ do things(そういうことをする)→ ④ people(人)を修飾、という順に外に向かって読み解きます。

🔍 ポイント2:find O C(SVOC)の構造

内側の節 that others find strange は、一見シンプルに見えて、実はSVOC構造です。

others find [that] strange
S   V  O(=that) C
→ 「他人がそれ(that)を奇妙だと思う」
⚠️ 注意点:
find の目的語は関係代名詞 that そのもの(=things)で、strange は補語(C)です。strange を副詞と誤読しないよう注意。find + O + 形容詞 はよくあるパターンなので覚えておきましょう。

④ もう一度全体を読む

There are people who do things that others find strange.

📘 他人が奇妙に思うことをする人たちがいる。

構造が見えると、日本語訳の「奇妙に思うことをする人たち」という入れ子の順序が、英語の構造とぴったり対応しているのがわかります。英語も日本語も、内側の情報から外に向かって展開していく点は同じです。

⑤ 次回予告

A new policy was introduced by the government that many economists criticized.

この文、that が修飾しているのは policy? それとも government?
位置だけを手がかりに読もうとすると、ちょっと迷いませんか?
あなたはこの文を正しく読めますか?
このシリーズは、私がつまづいたポイントをClaudeと一緒に掘り下げて記事にしています。英語学習中の方、一緒に100日やり切りましょう。

2026年5月4日月曜日

Day 9|英語は構造ゲーだ!

1日1文、英文解剖 Day 9/100|whose(所有格の関係代名詞)


① 今日の一文

I met a scientist whose research changed medicine.

📌 医学を変えた研究をしている科学者に会った。

② 骨格をつかむ

I   met   a scientist   whose research changed medicine
主語   動詞   目的語   関係代名詞句

この文の骨格は I met a scientist(私は科学者に会った)です。whose research changed medicinea scientist を後ろから修飾する関係詞節。まずは骨格だけ読み取る癖をつけましょう。

③ つまづきポイントを一つずつ解剖

【ポイント1】whose は「〜の」を丸ごと引き受ける

whose は先行詞の「所有」を表す関係詞です。a scientist + her research という二つの情報を、whose 一語でつなぎます。

She is a scientist. Her research changed medicine.
→ She is a scientist whose research changed medicine.

her(所有格)whose に置き換わり、二文が一つになるイメージです。

【ポイント2】whose は人だけでなくモノにも使える

whose というと「人」専用のイメージがありますが、モノを先行詞にしても使えます。

This is a building whose walls are made of glass.
(壁がガラスでできているビルです。)
⚠️ モノの場合、of which で言い換えることもできます。
→ a building the walls of which are made of glass
ただし whose のほうが口語・文語どちらでも自然です。

【ポイント3】whose 節の中は「主語+動詞」が続く

whose は 節の先頭に置かれ、その直後に主語なしで動詞が来るわけではありません。whose 自体が「先行詞の〜の」という名詞句を作り、その後に動詞が続く点に注意しましょう。

whose research ← これが節の主語
whose research changed ← 動詞
whose research changed medicine ← 目的語
⚠️ whosewho's(= who is)と混同しないよう注意!
whose → 所有格(〜の)
who's → who is の短縮形

④ もう一度全体を読む

I met a scientist whose research changed medicine.

「私は科学者に会った」→ どんな科学者か?→「その人の研究が医学を変えた」という科学者。
骨格を先に取り、whose 以下で後付け修飾する。この読み順が定着すると、長い関係詞節も怖くなくなります。

⑤ 次回予告

次の一文、あなたはどこまで正確に読めますか?

関係詞節の中に、さらに関係詞節が入り込む。カッコを重ねないと構造が見えなくなるあの入れ子構造、きちんとほどけますか?
このシリーズは、私がつまづいたポイントをClaudeと一緒に掘り下げて記事にしています。英語学習中の方、一緒に100日やり切りましょう。

2026年5月3日日曜日

Day 8|英語は構造ゲーだ!

1日1文、英文解剖 Day 8/100|関係詞節が長くて主語と動詞が離れる


① 今日の一文

The report that the committee submitted last week was rejected.
委員会が先週提出した報告書は却下された。

今日は「関係詞節が長くなると、主語と動詞がぐんと遠ざかる」という現象を見ていきます。一見ふつうの文に見えて、読み取れないまま流してしまいがちな構造です。

② 骨格をつかむ

The report   that the committee submitted last week   was rejected.
■ 主語  ■ 動詞  ■ 関係代名詞節

文の骨格はシンプルです。The report … was rejected.(その報告書は却下された)。ところが主語 The report と動詞 was rejected の間に、7語もある関係詞節が割り込んでいます。これが「主語と動詞が離れる」現象の正体です。

③ つまづきポイントを一つずつ解剖

ポイント1|that節の「終わり」を見極める

関係詞節が長いと、どこで節が終わって本動詞が来るのかがわかりにくくなります。that が出てきたら「節のカッコが開いた」と意識し、節の動詞(ここでは submitted)が来た時点でカッコが閉じる、と考えると構造が見えやすくなります。

The book [that she recommended to me last month] was out of stock.
彼女が先月すすめてくれた本は売り切れだった。
⚠️ 注意:that節の中に last week のような副詞句がさらに入ることで節が延びます。submitted(節の動詞)が来たら「あ、節がそろそろ終わる」とアンテナを立てましょう。

ポイント2|本動詞は「節が終わった直後」にある

that節が終わると、いよいよ文全体の本動詞が登場します。今回は was rejected(受動態)です。関係詞節を「( )」でくくって読み飛ばす練習が効果的です。

The report (that the committee submitted last week) was rejected.
カッコを外してみると:The report was rejected. — 主語と動詞の関係が一目瞭然。
⚠️ 注意:節が長いほど「本動詞をうっかり節の動詞と混同する」ミスが起きやすい。submitted(節の動詞)と was rejected(本動詞)、どちらがメインかを常に意識してください。

④ もう一度全体を読む

The report that the committee submitted last week was rejected.
委員会が先週提出した報告書は却下された。

構造を整理してから読み直すと、すっきり頭に入ってきませんか? 「The report … was rejected」という幹をつかみ、関係詞節はあくまで report の説明だと位置づける。これが長文読解でも使える基本姿勢です。

⑤ 次回予告

I met a scientist whose research changed medicine.
— あなたはこの文を正しく読めますか?ある一語が、人とモノ、どちらにも使える万能な「つなぎ」として機能しています。
このシリーズは、私がつまづいたポイントをClaudeと一緒に掘り下げて記事にしています。英語学習中の方、一緒に100日やり切りましょう。