1日1文、英文解剖 Day 32/100|分詞・分詞構文
① 今日の一文
② 骨格をつかむ
※ 赤=主語 緑=動詞 黄=目的語・補語(ここでは付帯状況を表すwith句)
③ つまづきポイントを一つずつ解剖
ポイント1:with O C ってどういう構造?
英語には with + 名詞(O)+ 補語(C) で「OがCの状態で」という意味を作るパターンがあります。これを 付帯状況のwith と呼びます。
今回の文では:
→ O = her arms(腕が)
→ C = crossed(組まれている)
→ 「腕が組まれた状態で」
つまり全体は「彼女は、腕が組まれた状態で、座っていた」という構造です。
ポイント2:なぜ crossing ではなく crossed?
ここが最大のつまづきポイントです。
「腕が組む」のではなく「腕が組まれている(誰かによって)」なので、受動の意味が必要です。
Cの部分に来る形は意味によって変わります。
・能動・進行の意味 → 現在分詞(〜ing)
例:with her dog running beside her(犬が走っている状態で)
・受動・完了の意味 → 過去分詞(〜ed)
例:with her arms crossed(腕が組まれた状態で)
「腕を組む」という動作は自分でやるようですが、文法的には「腕が交差させられている」という受動の関係で捉えます。
ポイント3:他の例で確認
→ 彼は目を閉じて立っていた。(eyes が closed される → 過去分詞)
She listened with her head tilted.
→ 彼女は頭を傾けて聞いていた。(head が tilted される → 過去分詞)
The boy sat with his legs dangling.
→ 男の子は脚をぶらぶらさせて座っていた。(legs が自ら dangling → 現在分詞)
④ もう一度全体を読む
She(主語)sat(動詞)/ with her arms crossed(付帯状況:腕が組まれた状態で)。
「with + O + 過去分詞」で受動的な状態を表しているのが今回のポイントでした。crossed か crossing か ― OとCの関係(能動か受動か)を問うのが、この構文の核心です。
⑤ 次回予告
この文、standing by the door はどこにかかっているのでしょう?
主語はどこまでで、動詞はどれか、即座に見抜けますか?
「〜している〇〇」を英語で表すときの、シンプルだけど奥深いしくみを次回掘り下げます。