2026年5月18日月曜日

Day 23|英語は構造ゲーだ!

1日1文、英文解剖 Day23/100|形容詞節を導くthat(関係代名詞)


① 今日の一文

The email that I sent bounced back.
私が送ったメールが返ってきた。

シンプルに見えるけれど、that がどんな働きをしているのか、きちんと解剖できていますか? 今日はこの一文を丁寧に分解していきます。

② 骨格をつかむ

The email [that I sent] bounced back .
主語 The email /  動詞 bounced back /  関係代名詞節 that I sent

文の主語は The email、動詞は bounced back(返ってくる)。
that I sentThe email を後ろから修飾する関係代名詞節で、「私が送った」という情報を付け加えています。

③ つまづきポイントを一つずつ解剖

📌 ポイント① that の正体——関係代名詞として機能している

この文の that は、前の名詞(先行詞)The email を修飾する関係代名詞です。
節の中では I sent の目的語(何を送ったか)が省略されており、その空白を that が埋めています。

The email [that I sent ___] bounced back.
→ sent の後ろに目的語(the email)が省略されている。that はその代わり。

📌 ポイント② that と which の使い分け

関係代名詞の that と which は混同しやすいポイントです。

✅ The email that I sent bounced back. (自然)
✅ The email which I sent bounced back. (やや書き言葉的)
⚠️ 注意: that は制限用法のみに使えます。コンマを伴う継続用法(非制限用法)では which しか使えません。

❌ The email, that I sent, bounced back. ←これは誤り
✅ The email, which I sent, bounced back. ←これが正しい

📌 ポイント③ that が好まれる場面

どちらも使えるとき、that が選ばれやすいケースがあります。

先行詞に 最上級・序数・the only・all・every などがつく場合
→ This is the best movie that I have ever seen.
(私が今まで見た中で最高の映画だ。)
⚠️ 注意: 先行詞が人+モノの組み合わせのときも that が自然です。

I saw the man and his dog that were running in the park.

④ もう一度全体を読む

The email that I sent bounced back.
私が送ったメールが返ってきた。

The email(主語)が bounced back(動詞)した——これが骨格。
that I sent は "どのメールか" を特定する修飾節(制限用法)。
that は先行詞 the email の代わりに節内で目的語の役を担っています。
制限用法か継続用法か、先行詞の種類は何か——この2点を確認する習慣をつけると、that / which の選択は自然と見えてきます。

⑤ 次回予告

Now that you mention it, I remember.
言われてみれば、思い出した。

この文、that がどこに隠れているか、すぐに気づけましたか?
"now that" のように接続詞句の中に溶け込んだ that は、見落とされがちな最難関のひとつ。
あなたはこの文を、正しく構造から読み解けますか?
このシリーズは、私がつまづいたポイントをClaudeと一緒に掘り下げて記事にしています。英語学習中の方、一緒に100日やり切りましょう。

2026年5月17日日曜日

Day 22|英語は構造ゲーだ!

1日1文、英文解剖 Day22/100|強調構文のthat(It is…that)


① 今日の一文

It was John that broke the window.

📌 窓を割ったのはジョンだった。

② 骨格をつかむ

強調構文の枠組み
It was  John ← 強調される要素(主語)  that ← 強調構文のthat  broke  the window
元の文に戻すと:
John  broke  the window.
→ 強調構文は「元の文に戻せる」かどうかで確認できます。

③ つまづきポイントを解剖

🔍 ポイント1:このthatは関係代名詞ではない

that を関係代名詞として読もうとすると、先行詞が John(人)なので「あれ、who じゃないの?」と混乱が始まります。さらに「it was って何が主語なんだ?」と迷子になる。これは強調構文(cleft sentence)の that であり、関係代名詞とは別物です。

⚠️ 注意点
強調構文の that の後ろには「残りの文(動詞以降)」がそのまま続きます。関係代名詞のように名詞を修飾しているわけではありません。
構造は常に It is/was +【強調したい要素】+ that +【残りの文】 です。

🔍 ポイント2:強調できる要素はいろいろ

主語だけでなく、目的語・副詞句なども強調の枠に入れられます。同じ元の文から複数のバリエーションが作れます。

【元の文】John broke the window yesterday.
【主語強調】It was John that broke the window yesterday.
 → 窓を割ったのはジョンだった。

【目的語強調】It was the window that John broke yesterday.
 → ジョンが昨日割ったのはだった。

【副詞句強調】It was yesterday that John broke the window.
 → ジョンが窓を割ったのは昨日だった。
⚠️ 確認テスト
強調構文かどうか迷ったら、「It is/was ~ that を取り除いて元の文が復元できるか?」を試してください。復元できれば強調構文です。
例:It was John that broke the window.
 → John broke the window. ✅ 復元できる=強調構文

🔍 ポイント3:人を強調するときは that も who も使える

It was John that broke the window.
It was John who broke the window.
→ どちらも正しい。強調構文では人でも that が使えます。
⚠️ 注意点
場所・時を強調するときは that のみ(wherewhen は使わない)が原則です。
✅ It was in Tokyo that they met.
❌ It was in Tokyo where they met.(強調構文としては誤り)

④ もう一度全体を読む

It was John that broke the window.

It was ~ that … という枠を見た瞬間に「強調構文だ」と気づけるようになれば、that の正体に迷うことはなくなります。枠を認識する → 強調されている要素を読み取る → 残りの文を普通に読む。この3ステップで必ず読めます。

⑤ 次回予告

The email that I sent bounced back.

一見すんなり読めそうなこの一文、that の使い方に「実はルールがある」と言ったら気になりませんか?
あなたはこの thatwhich に置き換えられると思いますか?
このシリーズは、私がつまづいたポイントをClaudeと一緒に掘り下げて記事にしています。英語学習中の方、一緒に100日やり切りましょう。

2026年5月16日土曜日

Day 21|英語は構造ゲーだ!

1日1文、英文解剖 Day 21/100|that の省略による読みにくさ


① 今日の一文

She believed the story he told her was true.
彼女は、彼が話してくれた話が本当だと信じていた。

今日は that の省略 によって文の構造が見えにくくなるパターンを解剖します。

② 骨格をつかむ

She   believed   [that] the story he told her was true

省略された [that] を補うと構造が一気に見えてきます。
believe の目的語は that節全体(the story he told her was true)です。

赤=主語 緑=動詞 黄=目的語・補語 青=関係代名詞句

③ つまづきポイントを一つずつ解剖

ポイント1| that が省略されると何が起きる?

英語では接続詞の that は省略できます。しかし省略されると、どこで主節が終わり、どこから従属節が始まるのかが一瞬わかりにくくなります。

省略あり(今日の文)
She believed the story he told her was true.
that を補った形
She believed [that] the story he told her was true.
⚠️ 注意点
believed の直後に名詞(the story)が来るため、「the story が目的語」と読み誤りやすい。しかし the storythat節の中の主語であり、believed の目的語はあくまでも 節全体(the story he told her was true)です。

ポイント2|さらに入れ子になる関係詞節

that節の中にはさらに関係代名詞節が入っています。

the story (that) he told her was true
「彼が彼女に話した」という関係代名詞節が the story を修飾している
⚠️ 注意点
that節の接続詞 that と、the story を修飾する関係代名詞の that、どちらも省略されているため、節の境界がほぼ見えません。動詞の数を数える(believed / told / was)ことで構造を把握するのが確実です。

ポイント3|動詞の数で構造を分解する

この文には動詞が3つあります。

believed 主節の動詞 → 主語は She
told 関係代名詞節の動詞 → 主語は he
was that節の動詞 → 主語は the story
⚠️ 注意点
動詞の数=節の数。動詞を先に拾い、それぞれの主語と目的語を割り当てていくと、複雑な文でも確実に分解できます。

④ もう一度全体を読む

She believed [that] the story (that) he told her was true.
彼女は、彼が話してくれた話が本当だと信じていた。

省略された that を2つ補ってみると、構造の見通しがぐっとよくなります。
読む際は 動詞を拾う → 節の数を確認 → 各節の主語を特定する という順序を意識してみてください。

⑤ 次回予告

It was John that broke the window.

この文、関係代名詞を探して迷子になりませんでしたか?
先行詞が見当たらないのに that が出てくる——その理由、あなたは説明できますか?
このシリーズは、私がつまづいたポイントをClaudeと一緒に掘り下げて記事にしています。英語学習中の方、一緒に100日やり切りましょう。

2026年5月15日金曜日

Day 20|英語は構造ゲーだ!

1日1文、英文解剖 Day20/100|in order that(目的を表すthat節)


① 今日の一文

She spoke slowly in order that everyone could understand.

📌 全員が理解できるように、彼女はゆっくり話した。

② 骨格をつかむ

She   spoke  slowly  in order that everyone could understand
  • She 主語
  • spoke 動詞
  • in order that everyone could understand 目的を表す副詞節(補語的修飾)

※ slowly は動詞 spoke を修飾する副詞。文の骨格には含まれません。

③ つまづきポイントを一つずつ解剖

🔍 ポイント:in order that は「目的」を表す接続詞

in order that は「〜するために」「〜できるように」という目的を表す接続詞です。
単純な so that と同じ意味ですが、よりフォーマルな文体で使われます。

例文:
She spoke slowly in order that everyone could understand.
→ 全員が理解できるように、彼女はゆっくり話した。
⚠️ 注意点:that節の中には can / may(過去形は could / might)が来ることが多い

in order that の後には、助動詞 can・may・could・might を伴うのが典型パターンです。
これは「〜できるように」という可能性・意志のニュアンスを加えるためです。

現在の文脈 → in order that … can / may
過去の文脈 → in order that … could / might(時制の一致)

今日の例文では動詞 spoke が過去形なので、that節の中も could になっています。

🔍 so that との比較

She spoke slowly so that everyone could understand.
→ 同じ意味。so that はよりカジュアルな表現。
⚠️ 注意点:in order that を見たら「目的節のサイン」と即判断する

in order that のかたまりが来たら、その後の節は「なぜそうするのか」の答えです。
文全体の意味を取るときは、前半(行動)+ 後半(目的)という構造を意識しましょう。

④ もう一度全体を読む

She spoke slowly in order that everyone could understand.

主語 She が動詞 spoke slowly(ゆっくり話した)、その目的が in order that everyone could understand(全員が理解できるように)。
in order that + 助動詞の過去形というセットを見抜けると、長い文でも構造がスッと見えてきます。

⑤ 次回予告

次の一文、あなたはすぐに正しく読めますか?

She believed the story he told her was true.

一見シンプルに見えるこの文、実はある単語が消えているせいで構造が見えにくくなっています。
どこに何が隠れているのか——次回、丁寧に解剖します。
このシリーズは、私がつまづいたポイントをClaudeと一緒に掘り下げて記事にしています。英語学習中の方、一緒に100日やり切りましょう。