1日1文、英文解剖 Day16/100|接続詞のthat(名詞節)
① 今日の一文
📝 彼女が正しいことは分かっている。
② 骨格をつかむ
- I → 主語(S)
- know → 動詞(V)
- that she is right → 目的語(O)=名詞節
③ つまづきポイントを一つずつ解剖
📌 ポイント1:このthatは何者か?
この文の that は 接続詞 です。直後に「主語+動詞」の完全な文(she is right)が続いていることがその証拠です。thatが率いる that節全体が名詞のかたまり になり、knowの目的語として機能しています。
I know that she is right.
She believes that he will come back.
We hope that everything will be fine.
省略すると → I know she is right.
するとknowとsheという「動詞→主語」の並びが生まれ、一瞬「動詞が2つ?」と混乱しがちです。他動詞の直後に〈主語+動詞〉が来たら、thatが省略されたと疑うのがコツです。
📌 ポイント2:名詞節のthatを使える動詞を押さえる
thatを目的語にとれる動詞(think / believe / know / hope / say / feel など)は限られています。「頭の中で思う・感じる・伝える」系の動詞がほとんどです。このグループを意識しておくと、文を読む速度が上がります。
She said (that) the meeting was canceled.
They believe (that) peace is possible.
関係代名詞のthat → 直後の節に 主語か目的語が欠けている(例:the book that I read)
接続詞のthat → 直後の節は 完全な文(例:I know that she is right)
「節の中が完全かどうか」を確認するのが最速の見分け方です。
④ もう一度全体を読む
I(私は)/ know(分かっている)/ that she is right(彼女が正しいことを)。thatが「彼女が正しいこと」という名詞のかたまりを作り、knowの目的語に収まっています。省略してもI know she is rightで同じ意味ですが、構造を意識して読むための訓練として、まずthatありの形で慣れましょう。
⑤ 次回予告
あなたはこの文を正しく読めますか?
that の直前にある名詞に注目してください。関係代名詞と見た人も、接続詞と見た人も——どちらも正解ではありません。次回は、英文読解でたびたび見落とされる thatのもう一つの顔 を解剖します。