2026年4月29日水曜日

#004

1日1文、英文解剖 Day4/100|前置詞+関係代名詞


① 今日の一文

This is the issue about which we have been arguing.

📌 日本語訳:これが私たちが議論し続けてきた問題だ。

② 骨格をつかむ

まず文の主語・動詞・目的語を色分けして確認しましょう。

This   is   the issue   about which   we   have been arguing.
主語 動詞 目的語/補語 関係代名詞句
構造メモ:
主節 → This is the issue.(これが問題だ)
関係詞節 → about which we have been arguing(私たちが議論し続けてきた)
※ 関係詞節が the issue を後ろから修飾しています。

③ つまづきポイントを一つずつ解剖

🔍 ポイント1|「前置詞+関係代名詞」とは?

英語では、関係代名詞の節の中に前置詞を含む動詞句が来ることがあります。
argue about ~(〜について議論する)がその典型例です。

この文を分解すると、元の2文はこうなります:

① This is the issue.
② We have been arguing about the issue.

②の the issuewhich に置き換えて、①に組み込むのが関係代名詞の基本です。 このとき前置詞 about をどこに置くかで2つの語順が生まれます。

パターンA(フォーマル):
This is the issue about which we have been arguing.

パターンB(くだけた口語):
This is the issue which / that we have been arguing about.
⚠️ 注意点:
パターンAは書き言葉・フォーマルな文体でよく使われます。
パターンBは会話・ライティングともに自然ですが、前置詞が文末に残ることが特徴です。
どちらも意味は同じですが、試験や公式文書ではAが好まれる傾向があります。

🔍 ポイント2|have been arguing ── 現在完了進行形の意味

動詞部分 have been arguing現在完了進行形です。
「(過去のある時点から今も)ずっと議論し続けている」という継続のニュアンスを持ちます。

We have argued about this. → 過去〜現在のどこかで議論した(結果・経験)
We have been arguing about this. → ずっと議論し続けている(継続・未完了感)
⚠️ 注意点:
進行形を使うことで「まだ決着がついていない」「今も続いている」という緊張感が生まれます。
今日の文では、この問題がいまも未解決であることが示唆されています。

🔍 ポイント3|前置詞を which の前に置けない動詞がある?

パターンAで前置詞を which の前に移動できるのは、元の動詞句がその前置詞とセットになっているときだけです。

✅ argue aboutabout which we argued(◎)
✅ depend onon which we depend(◎)
✅ look forward toto which we look forward(◎ フォーマル)
phrasal verb 系(look up, give up など)は前置詞を切り離せないことが多い
⚠️ 注意点:
look up the wordup は副詞で、前置詞ではありません。
このような句動詞では、前置詞を前に出すフォーマル形(パターンA)は作れないことがあります。
迷ったらパターンB(前置詞を文末に残す)を使うのが安全です。

④ もう一度全体を読む

This is the issue about which we have been arguing.

構造が見えてくると、この文が
これが問題だ」+「私たちがずっと議論し続けてきた(問題)
という2つの情報を1文にコンパクトに収めていることがわかります。
フォーマルな文体を読む・書く力のベースになる型です。ぜひ音読して体に染み込ませましょう。

⑤ 次回予告

次の文、あなたはすっと読めますか?

That is the reason why he quit the job.

「理由」を表すたった一語が、関係詞節をまるごと引き連れてくる——
そのしくみを知っていると、英文を読むスピードが変わります。
Day 5 もお楽しみに。

このシリーズは、私がつまづいたポイントをClaudeと一緒に掘り下げて記事にしています。英語学習中の方、一緒に100日やり切りましょう。