2026年5月16日土曜日

Day 21|英語は構造ゲーだ!

1日1文、英文解剖 Day 21/100|that の省略による読みにくさ


① 今日の一文

She believed the story he told her was true.
彼女は、彼が話してくれた話が本当だと信じていた。

今日は that の省略 によって文の構造が見えにくくなるパターンを解剖します。

② 骨格をつかむ

She   believed   [that] the story he told her was true

省略された [that] を補うと構造が一気に見えてきます。
believe の目的語は that節全体(the story he told her was true)です。

赤=主語 緑=動詞 黄=目的語・補語 青=関係代名詞句

③ つまづきポイントを一つずつ解剖

ポイント1| that が省略されると何が起きる?

英語では接続詞の that は省略できます。しかし省略されると、どこで主節が終わり、どこから従属節が始まるのかが一瞬わかりにくくなります。

省略あり(今日の文)
She believed the story he told her was true.
that を補った形
She believed [that] the story he told her was true.
⚠️ 注意点
believed の直後に名詞(the story)が来るため、「the story が目的語」と読み誤りやすい。しかし the storythat節の中の主語であり、believed の目的語はあくまでも 節全体(the story he told her was true)です。

ポイント2|さらに入れ子になる関係詞節

that節の中にはさらに関係代名詞節が入っています。

the story (that) he told her was true
「彼が彼女に話した」という関係代名詞節が the story を修飾している
⚠️ 注意点
that節の接続詞 that と、the story を修飾する関係代名詞の that、どちらも省略されているため、節の境界がほぼ見えません。動詞の数を数える(believed / told / was)ことで構造を把握するのが確実です。

ポイント3|動詞の数で構造を分解する

この文には動詞が3つあります。

believed 主節の動詞 → 主語は She
told 関係代名詞節の動詞 → 主語は he
was that節の動詞 → 主語は the story
⚠️ 注意点
動詞の数=節の数。動詞を先に拾い、それぞれの主語と目的語を割り当てていくと、複雑な文でも確実に分解できます。

④ もう一度全体を読む

She believed [that] the story (that) he told her was true.
彼女は、彼が話してくれた話が本当だと信じていた。

省略された that を2つ補ってみると、構造の見通しがぐっとよくなります。
読む際は 動詞を拾う → 節の数を確認 → 各節の主語を特定する という順序を意識してみてください。

⑤ 次回予告

It was John that broke the window.

この文、関係代名詞を探して迷子になりませんでしたか?
先行詞が見当たらないのに that が出てくる——その理由、あなたは説明できますか?
このシリーズは、私がつまづいたポイントをClaudeと一緒に掘り下げて記事にしています。英語学習中の方、一緒に100日やり切りましょう。